<目次>

・軽い便秘は水分と油分の調整が大切

・便が出にくいときの対処法

・下剤の飲みすぎは便秘を悪化させる

・便秘は大腸がんを引き起こす?

軽い便秘は水分と油分の調整が大切

軽い便秘の人は、まず水分と油分の調整からはじめます。

朝起きたらすぐ、コップー杯の水を飲みましょう。

水を飲むと、胃・結腸反射が起こり、便意を生じることが知られています。

油分の摂取も、腸内環境を改善させるために有効です。

油分は、腸壁をゆっくり刺激するだけでなく、老廃物の腸管内でのすべりをよくする作用もあるため、排便をスムーズにしてくれます。

油は肥満のもとと考えられて、とかく敬遠されがちですが、適量であれば、悪玉コレステロールの吸収を減らす働きや、食べすぎを防ぐ効果もあります。

油は取り方次第で、敬にも味方にもなるのです。

軽い便秘の人ならば、朝食と夕食時に犬さじ1杯のオリーブオイルを取れば、便秘が解消されるでしょう。

便が出にくいときの対処法

便秘の便は、水分が少なく、カチカチになっています。肛門から直腸に水分を送り、便をやわらかくすることは、便秘解消の近道です。そこで役立つのが温水洗浄便座です。

便は、肛門から5~10cmほど先の直腸の出口にとどまっていますから、肛門を少し広げるようにして温水を1分間、当ててみましょう。

腸も刺激を受けて便意を起こす効果があります。

シャワーでも同じ効果が期待できます。

また、食品では、便をスムーズに出す食物繊維や、硬い便を軟らかくするマグネシウム、便のすべりをよくするオリーブオイルなどを摂ることで、便を出やすくする対策として有効です。

もっと詳しく「便が出にくいときの対処法」について知りたいなら、こちらのサイトを参考にしてください。

>>「これが、便が出にくいときの対処法です。」

下剤の飲みすぎは便秘を悪化させる

下剤の飲みすぎは、さらに重い便秘を引き起こすことがあります。

市販されている下剤のほとんどは、センナ(葉を下剤として使うマメ科の植物)、大黄(ダイオウ属の根茎を乾燥させたもので下剤となる)、アロエなどが主成分のアントラキノン系といわれる下剤です。

このタイプの下剤は、即効性はありますが、副作用も大きく、長期間使用していると、大腸メラノーシスという病気にかかってしまいます。

健康な人の大腸は、粘膜がピンク色をして弾力がありますが、大腸メラノーシスの人の大腸は、粘膜が淡褐色から黒褐色で腸の働きが悪くなっています。

この結果、下剤の量がだんだん増えるという悪循環が起こります。

便秘のためによかれと服用した下剤が、かえって便秘を悪化させていることになります。

症状がひどくなると、自力で排便できなくなってしまいます。

便秘は大腸がんを引き起こす?

大腸ガンは、肛門に近い直腸とS状結腸に圧倒的に多く見られます。

ここだけで、大腸ガンの約70パーセントを占めています。

直腸とS状結腸は、便が滞留する時間が長い部位です。

つまり便の滞留が大腸ガン発生の原因のひとつであると考えられるのです。

便には脂肪の消化のため、肝臓から分泌される胆汁という物質が含まれています。

この胆汁内のある成分に、発ガン作用があるといわれています。

便の滞留する時間が長ければ、それだけ発ガン物質を含んでいる胆汁の濃度も増してくることになるのです。

便秘が大腸ガンの原因になるかどうか、まだはっきりしたことはわかっていません。

しかし、以上のことを考えると、スムーズな排便を心がけ、便秘にならないことが、大腸ガンの予防につながるといえるでしょう。





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